機神
STORY  “類なき鋒は,時代の鎖を斬りはらい,次代の鐘を響かせる。その剱のもたらすものは鐵の支配か?鋼の夢か?”鬼械人が支配する鬼属の領内で,悲人(ヒト)はおびえて生きるのみだ。鋼機士ザンガーは,体は鬼械人だが悲人の目を持ち,伝説の剣法“超次元流”を使って正義のために,悲人の悲しみを理解し,鬼械兵と戦う。一方,ライアは悲人でありながら,天地の気を取り込み,鬼械人を斬ることができる裸身剣の使い手。彼女はなぜ悲人のために戦うザンガーと戦わなければならないのか‥‥。 みなしごのタカを含めた3人の戦いの旅は続く。
 「月刊マガジンZ」(講談社)1999(平11)8月創刊号〜2001(平13)9月号。

マガジンZKC<B6判>全5巻(講談社)1999-2001

1999.12.16

2000.6.22

2000.11.22

2001.4.23

2001.9.21

特別描き下ろしカラーピンナップ付き!一応は第一部完にてコミックは5巻まで刊行された。

<巻末の豪ちゃんのコメント>
1巻/「機神」は20年ちかく凍眠していた作品だ。企画を作った当時、編集者に理解されなかったのだが、21世紀を目前にした今、ようやく誌面に登場させることが出来た。20年間あたためてきた私の思い出を全力で爆発させ、一人でも多くの方に楽しんでいただきたい。御期待下さい!

2巻/「機神」のメインキャラである鋼機士ザンガーと裸身剣ライアは、実は企画段階ではそれぞれ別の作品の主人公でした。ストーリー設定が若干似ていたこともあったので、同じ作品で一緒にすればより面白くなるかもと気付き、やってみました。二人の間に入るタカの活躍のお陰もあって、作戦成功のようです。

3巻/今、世界中でロボット研究が盛んだ。どうやら21世紀は、ロボットがより身近になる時代のようだ。しかし「機神」のようにロボットが人を殺すような時代はマンガの中だけでいい。現実に無いから面白いのだもの。

4巻/「機神」を描いて早4巻目。物語が進むにつれ、実に様々な個性を持ったロボット剣士が登場し、ニギヤカになってきた。そんな個性と個性のぶつかり合いが物語を面白くしていく。人の世も同じだ。一人一人が違うからこそ驚きや発見が生まれ楽しくなる。他の人と違う個性を持つことは素晴らしい。21世紀は個性の時代だ!

5巻/人間のごとく思考するロボット。機械人が悲人を支配する異常な世界。こんな世界が何故出来たのか?また、魔導士と呼ばれる機械人の正体とは?それらの謎があきらかとなる第一部最終巻。存分にお楽しみ下さい。

「月刊マガジンZ」での連載経過レポート
ジャンル別一覧に戻る