ハレンチから一転して、こんどはSFロボット漫画に取りくんでいる永井豪ちゃん、面目躍如といったところ。この漫画は、ご存知のようにテレビでも放映され、好評であることはたいへんうれしいことです。 豪ちゃんはもともと、たいへんなSFファンで、全国のSF大会にもよろこんで顔をだすくらいのマニアです。 その豪ちゃんが自分の空想の羽をおもいっきりひろげて、とてつもないすごい話をつくったわけです。それがこの異色の「マジンガーZ」です。 合金Zで身を固め、光子力エネルギーで動くマシンの怪物マジンガーZが、正義のために次つぎと登場してくる殺人ロボット機械獣を相手に、縦横むじんに大暴れするこの漫画はよんでいてとても痛快です。 目をみはるような迫力と、おもしろさが全編にあふれるこの作品は、きっと多くの読者の心を魅了することでしょう。 ハレンチ豪ちゃんのエネルギッシュな発想から生まれたマジンガーZと、新しいジャンルにいどむ豪ちゃんの活躍に、みなさんもぜひ応援してくださいね。 |
1973年2月28日発売 ジャンプ・コミックス 第1巻 |