死爵の館
STORY  「永井豪と桜多吾作のコンビが放つ怪奇サスペンス劇画の傑作!平凡なOLの結婚式に端を発し,恐るべき女の呪いが全編を貫く!人里離れた“子爵の館”で繰り広げられる恐怖の宴は,その極に達した‥‥。」
 道家千津は会社に勤める普通のOL。ただ社長令嬢の麗子のわがままにより,引立役として婚約パーティーに連れて行かれる。そこではずかしめを受ける千津にただ一人手を差しのべたのは,麗子の婚約者の五城竜彦であった。二人は恋に落ち,結婚した。その結婚式でのケーキ入刀‥‥ケーキの中から出てきたのは麗子の生首であった!鑑識の結果,麗子は生きながら自分の首を落とし,自分でケーキに詰めたというのだ‥‥。その後2人の子供が生まれ,幸せの絶頂にあった千津の家庭が次々と麗子の呪いに蝕まれていく‥‥。エクソシストも目じゃない,ハンパじゃない恐怖!救いのない結末は,読むものを地獄の底に引きずり込む。要・覚悟!
「女性セブン」1976.4/26〜9/13号に掲載。原作/永井豪,作画/桜多吾作。

セブンコミックス (小学館) 1978
異色作品集2


サンコミックス (朝日ソノラマ) 1986


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