バラエティ2月号(1980年新年特大号)
あらま、若かりし薬師丸ひろ子ちゃんじゃないですか。角川書店発行の今で言うマルチメディアマガジン「バラエティ」なんですが、これが我が「永井豪の世界」とどんな関係があるの?と、お思いでしょう。何を隠そう<新年特大号スペシャル企画>として「デビルマン」が掲載されているのです!!
内容はというと、美樹が殺され、サタンとの対決を決意した直後、美樹との思い出を美樹の首とともに埋め、飛鳥了とすれちがう。そう、あのシーンです!ハルマゲドンの前の静けさを不気味に描いたサイレント漫画です。永井豪氏の絵は迫力と美しさを巧みに同居させており、全編妖しい緊張感で満たされている。豪氏の筆力のピークを感じさせるこの作品が、A4 版フルサイズで見れる‥‥超感動ものです。
「デビルマンを読みたいのだけれど、やっぱりオリジナルKC版?」と聞かれるが、この場面なしにハルマゲドンに突入してしまうのは、美樹の存在の余韻がなさすぎる!、と思う僕は、ハッキリ豪華版をお勧めするのです。
1980年、中味を見ると時代は超懐かしい!映画は「戦国自衛隊」、オリコン1位は「親父の一番長い日」。この年POLICEもFLEETWOOD MACも来日してたのねぇ。オールナイトニッポンのパーソナリティは、中島みゆき、所ジョージ、タモリ、桑田佳祐・長渕剛・鶴光だって、すげぇメンツ。付録で松田優作と戦国自衛隊の千葉ちゃんポスターがついてるし、竹宮恵子と大友克洋の連載はあるは、マニアはよだれもんでっせぇ〜。でもこれ古本屋で見つけたんじゃなくて、リアルタイムで僕が買ったものなんです(当時中1だよ)。
それでは、次回の企画をお楽しみに!(未定だけど)
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