エロ雑誌 |
記事より「映画で大当たりだった“ハレンチ学園”が10月より12チャンネルから茶の間にも登場した。この視聴率が,なんと25%を超え大きな話題になっている。なんといっても十兵衛役の児島みゆきクンの魅力が強く,PTAや教育ママなどなんのその。今そのハレンチ度は,ますますエスカレートする一方だ。今年18才の彼女に,どんな魅力があるのか。イラストによる完全解剖を試みた。みゆきクンは,今テレビの仕事が忙しく毎朝7時に三鷹の自宅から日活撮影所までかよっているが,仕事の好きな彼女には,ちっともそれを苦にしない若さがある。ここ当分は“ハレンチ十兵衛台風”の勢い弱まらずという感じである。」(永井豪に関する記載はなし‥‥) |
未収録 華やかなフットライトにかくされた 芸能界の腐敗をあくまで追いつめる 鋭く覚めたベテラン作家の問題作!! |
全16p,うちイラストは扉1p+挿絵6カ所 |
日本の漫画は欧米に通用するか!? このほど、サンジエゴで開かれた“全米コミ・コン”に殴り込んだ、手塚治虫氏をはじめとするニッポン漫画陣!はたして、どう評価されたか、ホープ・永井豪氏に焦点を当てての集中取材! |
アメリカのボインに目がグラリ! ワシの漫画がアメリカ中に放映されるんでガス。「グレンダイザー」「ゲッターロボ」が9月から、「マジンガーZ」が来年からということで、契約ができちゃった。これからは、ニッポンのコミックも、大いに海外に雄飛するんでガス。 とワシは大いにアメリカに興味を持ち始めとったデス。別に、ワシの漫画がアメリカに売れてなくとも、かの地のカワイ子ちゃんのボインぶりを想像しただけで、ワシの分身は、激しく興味を示すのじゃ。「行く、行く。サンジエゴで開かれる第11回コミ・コン(サンジエゴ・コミック・コンベンション)に」 と、そのオサソイに身をのり出したことでガス。実は、昨年の第10回の時には、ミスター・ルパン三世ことモンキー・パンチ氏が参加して、かなり日本の漫画もアメリカで期待されていることを知ったのでガス。それに、今年は、ワシのプロダクション、ダイナミックプロの風忍クンの作品が、アメリカの超一流医rスト・漫画誌『ヘビーメタル』に掲載されたり、前述のように、ワシ自身の作品がウレそうになったのと、特別の意味があった訳でガス。 その11回目は、去る7月30日から8月3日までの5日間。参加者は日本からは、手塚治虫先生をはじめとして、先のモンキー・パンチ、バロン吉元、風忍、池原しげと、飯森広一、北島洋子、いがらしあゆみ、小野耕世の各氏と、このツアーを企画したプランニングdooの代表者、一般のファンの面々という訳でガス。 サンジエゴは、ロスからバスで約2時間半、観光と軍港(第七艦隊)と漁港の町でガシてな、ここで獲れたマグロなんぞを日本の寿司屋さんが「ヘイ・トロ1丁」てなアンバイで使っとるんでガス。 さ、そのコミ・コンの会場のUSグランドホテルに着いてから、ケケケ(笑い声)、イサミましたな。なにがって、コチャラのカワイ子ちゃんたちの露出度でガスよ。ブリン・ボイン・ムッチリ・・・とセマリ狂ってくるのでガス。なんせ、素肌にまとっているものときたら、シースルーのブラジャーに、股のところが大きく上にカットされた単パンだけ。ニッポンのオナゴの発育も相当に変化したとはいっても、このハクリョクはでませんな、いや、まったく(と想い出してヨダレを拭く)。ワシは会場で何をしたといって、持参したサングラスをかけ(不思議に、サングラスをかけるとハレンチになれるのでガス)そのドハクリョクのムチムチ・ブリン・ボインを視姦しつくしましたデス。ケッケッケ・・・。 ン!? こんなことばかりのためにアメリカくんだりまできたのか!ボイン・ムッチリの視姦にも飽食し果て(実は飽きっこないのだが)て、本来のコミ・コン参加の一大テーマを想い起したでガス。 今回のコミ・コン(この語を現地人が発声すると、ナゼかコックにきこえるのでガス。コックとは、いわずもがなオチンの意でアリンス)では、会場に「日本コーナー」が設けられ、展示即売をやらかすとのことで、ワシのテキヤぶりは・・・。 日本アニメには哲学があるのダ!? コック、いやコミ・コン会場に持ち込むべき展示品は、商品化されたロボットのオモチャ、ポスター、10数枚の原画etcで、スーツケース1個とダンボール1個(風忍クンのもいっしょ)。 7月24日正午前、ロス空港着。気温は20℃で日本より涼しい。例の熱風が去った後だったのだ。これもワシの心がけのよさのお陰なのじゃ。 ところが、空港で、日本の各作家がそれぞれ自分の作品(商品)をダンボールに入れて持ち込んだものだから、税関で、「商売ものをこんなに持ち込むとは不届きである。それでなくともアメリカは日本商品にアッパクされつづけている最中なのじゃ、ちっとは、アメリカの立場も考えてみィ」といったかどうか、ともかく、バザー用だといっても信じてもらえず、2時間以上もワイワイガヤガヤ。結局は、税関は明日までかかるという話。なんのこっちゃ、ワシの善行もあまりアテにはならんのでガス。風クンなどは普段カップヌードルしか食うとらんから、スタミナ不足で、この騒ぎで、ホテルに着くなりダウン。 しかも、ホテルに着くなり、いきなりおどろかされたのは、松本零士さんのキャプテン・ハーロックの仮装をした男がピストルを乱射しながら、ギャオー、ギャオーと走ってきたのでガス。こちらの方がギャオーなのじゃ。ホテルの他の人たち(といってもすべてコミ・コン関係者)もおどろいてはいたが、ボーイは全然彼をとめようとしない。それというのも、宿泊施設ごとが会場になっていて、連日、こうした恐怖の仮装マンが登場するのじゃ。その上、部屋のテレビの11チャンネルは、朝から夜中まで、テレビアニメが放映されっぱなしで、日本の作品も、手塚治虫先生の「キンバ(『ジャングル大帝』の英語のタイトル)」を、はじめ「キャンディ・キャンディ」「ルパン三世」「ゲッターロボ」「デビルマン」などが流されている。そのため、ワシのプロからは13本ものビデオテープを持っていったのじゃ。あらゆるチャンスをとらえて宣伝しまくることがワシのプロのやり方なのじゃ。 このお祭りムード満点の中でワシは、個人通訳氏とともに、同志の動行はいかに、とノゾキにゆく。手塚先生は、ここまで仕事を持ってきていて、セッセとお仕事のハズ。他の日本の作家はどこで何しているやら、まるで不統一ツアーでサッパリわからん。お互いに信頼をモットーとするコミ・コンだから、部屋のドアは全て開けっぱなし。そのために11チャンネルからのテレビアニメの音が一せいに響いて、フロア全体がスピーカーの状態。 ウロウロと廊下トンビをやっていると、部屋の中から手招く者がいる。折りしも11チャンネルは「ルパン三世」をやっていて、「このアニメはフルアニメ(一般映画のような自然な動きのこと)ではなく、コマ切れの動きだから、次に何が起こるかわからない」 と、そのご仁は面白がっちょる。漫画雑誌の編集者とのこと。さっそく、「日本のアニメはどうでガス?」と質問。「うむ、日本のアニメにはテツガクがある。句を殺すまでに、友情あり、人間愛あり、考えさせられる」ナルホドとワシの方も考えさせられる。 金髪女は日本漫画家のあこがれ!? 次の部屋の住人は、目下、売り出し中の漫画家とのこと。訪問した時に、ちょうど「ゲッターロボ」をやっていて、ロボットが宙を飛ぶと、自分も、両手を前にして飛ぶ真似をして、部屋中を走り回り、最後にドッスーンとベッドに転がり、頭からウイスキーを浴びるのだ。どうなっとんじゃ。 この11チャンネルのアニメにも、3日もするとそれぞれにファンがついて、ロボットが闘いのために合体すると、各部屋から拍手が起こったりするのだ。ワシ、人気があるのでガス。 会場に、空港からの例の荷物が届いた。さっそく「ジャパン・コーナー」に割りあてられたワシのテーブルに展示を開始。すぐ横では、日本の誇る手塚先生も手ずからテキヤが三寸台に並べる姿よろしく作品を並べておる。同行の各作家も同様のことをしておる。ワシらはなぜこんなことをせにゃならんの?! いや、宣伝じゃ、宣伝じゃ。 会場には、ジャック・カービー(「キャプテン・アメリカ」の生みの親)、シャーリー・フレンケン女史(ナショナル・ランブーン誌の専属漫画家)、ジョー・オーランド(DC・コミックス編集長)、ジム・シュースター(マーベルコミック編集長)、アル・ウィリアムソン(『帝国の逆襲』のアーチスト)etc・・・とソーソーたる人たちが来ている。同じように、行商風に作品を並べているのだ。これでは仕方がないでガス。 と、映画『スター・ウォーズ』の特撮マンのロビン・ライデン氏がやってきた。氏とは旧知の間柄でアル。「4日間も売るんだ、初日は値段を高くした方が得策でアル」と氏のアドバイス。それではと、四色原稿1枚300$。活版原稿1枚40$。油絵800$。LPレコード20$。コミックス本1冊10$。ポスター10$といったグアイ。なんせウンチンがかかっとるから、と自分で言い訳して、ひょいと風君の方をみると、少年マガジンで連載した「史上最強の男・竜」の四色原稿に、ナント・ナント千$の札をつけたのじゃあーッ!さすがに、他の先生方は紳士的なオネダンをつけているというのに・・・。 第1日目は、出席、出品した人たち同士が買い求める日で、一般の人は来ない。ワシが値を高くしたのは、ファンに売りたいから初日は買えぬ値段にしたのでガス。 やがて、2Fでパネル・ディスカッションが始まり、日本の部になり、ワシにも来いとのこと。壇上に、モンキー・パンチ、池原しげと、飯森広一、それにワシが並ぶ。コチラの編集者、テレビ、映画関係者がごっそり居並ぶ中で、スルドイ質問が飛んでくる。以下その一問一答。 Q「日本の漫画には、リアルなのとギャグっぽい絵柄がチャンポンになっているのは」 豪「ま、息ぬきっス」 Q「内容に比して、キャラクターのコスチュームがダサイのは?」 豪「・・・」 Q「金髪が出てくるのは?」 豪「そ、それは、ワシのアコガレでガース!」なぜかここで拍手がわいたのでアル。 センスも内容もイイが服装がダサイ バザーにもどって、一般ファン参加の日。その中でオモシロイ客をピック・アップしてみよう。 ●20才ぐらいの青年。「永井豪の世界」(イラスト集)をもの欲し気にみつめ、立ち去らない。無料であげたら、毎日来て買うようになった。 ●貼ってあるカラー原画(千$)を「高い」という中年。これがモトで“将軍・ワーリヤー(ゲッターロボのアメリカ名)”ができたのだから当然で、原作者のワシが値をつけたのだというと「作者とモノがピッタシしない」とぬかしおった。 ●風君のところに美女2人。『ヘビーメタル』を知っていて、さかんに色目を使ってくる。ただで原画を配ったものだから、美女2人からブチュー!ワ、ワシもただでいいから、タ、タノム・・・。 ●熱狂的なファンのラゴステ君(23才)。ワシの生い立ち、処女作、掲載誌名、独身であることを機関銃のようにしゃべって、「将軍・ワーリヤーはロボットなのに、キューティー・ハニーはオッパイ丸出しでスケベエだ、製作態度が一貫しとらんが」ときた。ワシ、思わず、「本質的にセックスが好きなのでガス」と答えてやったのじゃ。ラゴステ君、今日の記念に持ってる本にサインしてくれという。OKすると、ボストンバッグいっぱいの本を持ってきよった。 ●リュックをかついだ男が、150$で女の絵を描けという。ただしオッパイを大きくして、日本刀を握らせろという。翌日、描いて渡すと「ファンタスティック」と喜んだ。ワシの“日本刀”は目下未使用、何とか滞米中に・・・と思うのだが、このままでは日本刀が筆ペンになっちまう。そういえば、筆ペンが珍しがられた。今度は、こいつを大量に売ろう。 マジなハナシ。今回のコミ・コンで、日本の漫画は十分に世界に通用すると確信した。日本の漫画に対する関心も深い。 ある漫画ファンがこういった。 「アメリカの漫画にはアキアキしているよ。だから、『ヘビーメタル』や『エピックイラストレイテッド』のような一風変わったものがいい。その点、日本アニメには、今までなかったサムシングがあるんじゃないの」 また、ある雑誌編集者も、「テレビアニメでは、日本の方が音楽が進んでいるね。それに色彩がいい」といってくれた。が、そのあと、「でも、どうしてコスチュームがダサイんだろう」とは・・・。 本質的にセックスが好きなワシは例のスーパーポルノ映画『カリギュラ』を観たかったのだが、映画館にかけつけた時は、フライトまで30分しかなかった。ああ・・・コック! |
収録コミック 「ぼくたちドーテー隊」(徳間書店)1985 「永井豪漫画全集 第3巻」(大陸書房)1987 「マシンガン刑事さぶ」 (大都社) 1989 「永井豪 エッチまんがセレクション」(リイド社)2003 |
●宇宙円盤大戦争公開後、スポンサー側からマジンガーシリーズの続編として作り直しの打診があった。 ●リヤドの33.7mグレンダイザーをまだ見ていない。 ●初代グレンダイザーに兜甲児を出すことに反対していた。 ●甲児を出すからにはマジンガーZに乗せたほうが良かったと後悔。 |
COMENTS 1ぺージだけの4色マンガ。連載時期と色の使い方からいって,SFアドベンチャー「Fantastic World」と同一コンセプト。風忍も枠外に登場するのでまちがいなし。エッチな処女のHANNYちゃんの落ちきらないオチがたまらない。単行本収録されていないので,ここに初公開!→めでたく「永井豪エッチまんがセレクションG」に収録されました! |
猛烈デタラメ漫画シリーズ(5冊所有/全7話) ×1969(昭44)#2(5/23)猛烈デタラメ漫画2「鬼刑事がゆく」 ×1969(昭44)#3(6/13)猛烈デタラメ漫画3「女賭博師がゆく」 ○1969(昭44)#5(7/11)猛烈デタラメ漫画5「雑兵がゆく」 |
Sprecial thanks to 千葉のおいちゃん |
月刊少年ジャンプ増刊1975(昭50)1月号に、はまだよしみ「オサカン家族」15pが読切掲載されています。元ネタなのでしょうか? |
創刊10周年記念色紙 誰か持ってる? 幻の一品です! |
扉 |
「個性派麻雀」1p/ああマボロシの九蓮宝燈よ!永井豪 豪ちゃんはマンガ家になって数年たってから麻雀をやり出した。 1976年正月に第一回“漫雀会”が開催され、優勝は石川賢! 豪ちゃんは国士無双が好きで、積み込みは嫌い、楽しく打ちたい。 |
収録単行本 ●ビバ!女子プロレス(集英社)1980年 ●超少女UFO(朝日ソノラマ)1984年 ●永井豪漫画大全集(大陸書房)1987年 |
「あばしり一家」収録 →初出は「プレイコミック」1977(S52)#223(4/14)号 漫画家名鑑「あの日あの時わたしは・・・!!」 永井豪 1p |
赤塚不二夫 ちばてつや バロン吉元 里中満智子 永井豪 石森章太郎 松本零士 |
19歳の時、一ヶ月も腹が下って10sもやせてしまったことがある。さすがの僕も青くなって医者に行くと、なぜ今まで放っておいたのかと、エラク叱られた。曰く「腸ガンかもしれない」あと2、3ヶ月の命なのだと自分で思い込み、のこと日々をいかに生きるべきか真剣に考えた。自分が生きていたという証しが欲しい、何かがしたい、何かをやらなくちゃ・・・。すると日頃抱いていたごく普通の欲望(金とか女の子とか、あるいは食い意地とか)がひどく軽薄な、どうでもいいことに思え、代わりにマンガが、ガガーンと前面に飛び出してきた。 そうだ、マンガだ、僕にはマンガしかないのだと、いわば目からウロコが落ちた感じ。この時以来、マンガに集中、熱中した。間もなく20歳に突入、マンガ家になるのだと元気いっぱいの僕。が当時は、マンガ家の地位はまた不当に低く、世間では、なーんだマンガ家かと冷たい目でみられえるし、親戚などからは避難続出、志をたててからデビューするまでの3年間は、それなりに辛いこともあった。 22歳でデビュー。「ハレンチ学園」が当たったのは24歳の時、以後の20代はもうマンガを描くことが、楽しくて楽しくてしかたのない日々だった。たまに休みがとれても、何だかんだと理由をつけてはマンガを描いていた。「ハレンチ学園」は賛否両論大反響だったが、けなされたり拒絶されたりさえもがうれしかった。 今の若い人たちは、それなりに楽しそうだけど、なんか中途半端なような気もするな、僕は20代の頃、持ち込んだマンガを断られると、こんな素晴らしい作品が理解できないバカだと思ったね。もっと自惚れがあってもいいんじゃない。 |
サニーペットの人気アニメ「サウナマン」は太っちょで、ドジで、意気地なしの少年マガジンが、サウナと出会って、強くたくましいスーパーヒーローに生まれ変わる物語です。マンガは高島茂(当時ダイナミックプロ所属)。本誌では第6巻「巨人と戦うの巻」を先着300名にプレゼントとある。第3巻は「変身少年泣き笑いの巻」56pは判明しているが、そのほかは不明。 サンキュー菊ちゃん! |
表紙 巻頭2色3p |
Vシネマ「吸血温泉へようこそ」 告知2色1pあり。 |
私のおすすめ 永井豪(漫画家) ファンタはなんといっても“怪物”に“スプラッタ”、“切り刻まれる美女”、“悪夢”に“ジョーク”だ。だから、「フロム・ビヨンド」はおすすめ。“美女”と“悪夢”なら、「ポゼッション」「アポイントメント」が良さそう。“ジョーク”なら「キャプテン・ザ・ヒーロー」に期待する。 |
過去の永井豪作品リストで1977(昭52)7月号〜1978(昭53)1月号となっておりましたが、1977(昭52)7月号には掲載がなく、1977(昭52)8月号に連載開始と記載あります。また休刊号1978(昭53)2月号に掲載を確認しました。以上より誤植と判明しました。 |
小松左京の21世紀学事始11「」(ゲスト永井豪)8p |